釣り雑誌などを見ていると、釣りというのは朝から入って釣りをしていないと釣れないという気持ちになったりします。ですが、基本的に釣りというのは凪(なぎ)とされている状態でない限りは安定して釣れるケースが多いです。また、どうして朝だと魚がよく釣れるようになっているのかというと、それは朝だと魚の活性が高いからです。活性とは、魚がどれほど回遊しているのかというレベルだと思っておいて下さい。

回遊については、高い魚もいるのですが一般的に魚というのは、決まったルートを回ってエサを探している動物です。また、朝になると特にエサを求めて動きまわるようになるので、エサが見えるだけで飛びついてくる魚までいたりするのです。これが元になって爆釣に繋がったりするとされているわけです。しかし、朝だけしかそのチャンスがないのかというと、そうでもなかったりします。他にも、昼前であったり夕方から夜になるまでの2時間程度の間であっても、結構魚が釣れる時間があったりするものです。そのような時間帯についてもチャンスとなります。

例えば、川魚などについては夜になるまで日中ずっと釣れると思っておいてよいです。この理由については、川魚というのは基本的にあまり活発に動いていないからです。川底にへばりついている魚もいますし、決まったエサの確保先でじっとしているような川魚までいます。また、川魚はあまり警戒などをしていない場合が多いので、エサを入れるとすぐに釣れるというケースまで多いのです。近年では、ファミリーフィッシングなどが流行っている状態なので、川釣りを専門的にしているケースは減っています。つまり、スレていない魚が多いような釣り場というのは結講多かったりする状態なのです。

これを魚釣り用語で「スレていない」というのですが、多くの人が釣り場を使っていない場合には、魚の警戒心についてもずいぶんと緩くなっている場合が多かったりしますし、なによりも爆釣の場合には20匹以上釣れるというのも珍しくありません。また、釣り場などで使うエサについてですが、別に練り餌でなくても問題なかったりします。練り餌とは、水を入れて練るだけでエサになるのですが、練り餌以外にもミミズであったり匂いつきのソフトルアーであっても釣れるようになっています。

ミミズについては、釣具屋で売られているものを利用するのもいいですし、畑などでエサ探しができるのであれば畑でエサを探してみるというのも1つの手段です。ちなみに、ミミズは水はけの良いところに住んでいますので、土がちょっとだけ湿っているところを掘り返してみると簡単に見つかったりするものです。ソフトルアーについては、1セット10個ほどで800円ほどで売られているのですが、こちらについては匂いつきのものとそうでないものが含まれていますので注意して下さい。匂いつきのものが見つからなかった場合については、釣具屋のスタッフに尋ねてみるといいでしょう。