釣りなどのマニュアルを見ていても、体調不良に見舞われた場合などについては明確な案内が載っておらず、実際に釣りをする人の自由となっているケースが多いです。ですが、体調不良に見舞われた場合については、次のような対応をするようにしたほうが、後々になって気苦労などをしないで済みます。まず、救急ダイヤルについてはスマートフォンに登録をしておくといいです。後になって慌てて探そうとすると結構見つからないのでイライラしますし、状態が悪化するとめまいになってしまったりと、まともにスマートフォンを触れない状態になるケースもありえます。

次に、クーラーボックスには凍らせたペットボトルなどを入れておくのも忘れないようにしておきます。凍らせたペットボトルについては、枕のような使い方もできますし、一時的に日射病などで気分が悪いだけとなっている場合には、ペットボトルにタオルを巻いた状態にして脇に挟むなどで、気分を和らげるような使い方もできるのです。誰にでも簡単にできるような対処方法なのですが、それにも関わらず釣り雑誌にはこのような体調不良に見舞われた場合の対処方法が載っていないものです。また、よく治療などで載っているような民間治療についてはしないほうがいいです。

例えば、相手などの状態を聞いて治療を施す場合ですが、絶対に治療薬などについては与えないようにしておきましょう。釣りというのは、誰であってもそうですが環境の変化もありますので、釣り場に長時間いると気持ち悪くなります。そのような場合は、川や海などの水面を見てじっとさせておくというのが理想です。下手に民間治療を行ってしまうと、後になって症状が悪化するとクスリ漬けにしてしまう危険性があるからです。また、体を動かすと気分転換になると言われていますが、この対処方法が最も危険なのでさせないようにしておきます。

何故かと言うと、このような対処方法をしているといきなり吐き気をもよおすケースもありえるからです。もう1つは、落下などの危険性です。釣り場などではある程度のバリケードなどが組まれていたりするのですが、それでも転落事故というのは大きく減っていないのが現状です。一番多いケースは、釣りなどで気分が悪くなった際に、すぐに自動車などが置かれている駐車場まで移動しようとして、フラッとなり海へ転落してしまうなどの事故です。海というのは、想像されている以上に海流が早いので、落下するだけでも危険とされていますし、近くにテトラポッドなどが設置されている場合には衝突する可能性もありえます。

なので、よほど気分が悪いと言っている状態以外については、横にしておき冷やしておいたペットボトルをあてがうようにしておきます。それと、体調不良に見舞われた場合に傷などが見える場合には、必ず治療をしておくようにします。傷だけであれば民間治療であっても、今では消毒スプレーなどが売られていますので問題ありませんし、つけておかないと後になって化膿する場合がありえます。