ファミリーフィッシングをしている場合に発生する問題についてまとめてあります。まず、釣り場というのは「先にポイントをとったもん勝ち」になっているのを忘れてはいけません。後になって、自分たちがやってきて人数が多いので場所を譲って欲しいというのはいけませんし、相手とトラブルになってしまうようなケースまでありえます。また、釣り場などにタックルの一部が置かれている場合であっても同じようなことが言えます。具体的には竿とリールが横置きになっているものがそうです。

このようなセットが見当たった場合については、5mほど距離をおいてポイントを獲得しておくようにしましょう。というのも、このような対応をしている場合は「ポイントが見つかったのでタックルで予約をしている」からです。後になって、ゾロゾロと人がやってくることもあり、これについてもファミリーフィッシングではトラブルになりやすいです。5mというのは、半径5mの話なのでロッドとリールが置かれているポイントからは遠ざかって、釣りをするようにするとトラブルも全くないでしょう。

次に、誤って相手が釣っているポイントのそばにエサなどを投下してしまった場合ですが、一言謝っておいたほうがいいです。下手をすると相手は長く腰を据えて、コマセなどを撒いて釣りをしている可能性があるからです。コマセというのは、対象魚を釣るために警戒心を緩めるエサをばら撒くことなのですが、この作業には30分で終わるものもあれば数時間をかけて行っているケースまでありえます。なので、ファミリーフィッシングでついついこのようなミスをしてしまった場合には、「ごめんなさい。誤ってそちらに投げてしまいました」と謝っておいたほうがいいです。

このような対応についてですが、釣り人が結講怒りやすいのを知っていると自然と出来るようになります。釣り人とファミリーフィッシングをしている人の大きな違いですが、ファミリーフィッシングは「リラックスして楽しめればいい人の集まり」という点で、釣り人とはまったく別物となっています。釣り人は、毎週で通い詰めているような相手でもあるので、今回、謝らなかったことが次にも影響を与える場合があるからです。また、釣り場には監視スタッフのような存在がいたりもしますので、後で報告されていると呼び出しをくらうなどの迷惑を被るケースまであったりします。

最後に、ファミリーフィッシングなどでは子どもの管理をしっかりとしておくようにしましょう。特に「高波注意」と書かれている場所については、「絶対に子どもを近づけてはいけない」となっています。高波そのものが命中することが危険なのではなく、怖がって子どもが動いてしまい海に転落してしまうのが危険なのです。釣りをしていると忘れてしまいますが、波は見た目以上に早く潮についてはどのように変化するかは不明です。このような転落事故から1時間ほど経過して、ようやく救助されるケースまでありえますので、早い段階でそのような場所に入ってはいけないと子どもに教えておくのも、ファミリーフィッシングでは必要となってきます。